一緒に暮らしてわかった文鳥のこと
◆ 温かくてふわふわ
◆ 臭くない!いいにおいがする
温かくてふわふわ
鳥とのふれあいといえば
小学生の頃の飼育当番でニワトリのお世話をしたくらいだった完全鳥類初心者の私が、
はじめてネムイちゃんを手に乗せたときの感想は「あったかい・・・!」でした。
羽に覆われていない足から、直に熱が伝わってきます。
木の枝のように見えていた足は、意外に柔らかくしっとりしていて
人の指みたいということも初めて知りました。 (もちろん爪は固いのですが)
文鳥に限らず、鳥類は人間より体温が高いそうで
平均で42℃くらいあるそうです。
体部分は、その温かさに羽毛のふわふわが合わさります。
(あとから思えば、羽毛布団て鳥さんから羽根を借りているですもんね)
文鳥からその感触を感じられるとは、飼うまで全く想像もしなかったことでした。
生きているうちに知れてよかったなあと思うことのひとつです。(大袈裟?)
臭くない!いいにおいがする
文鳥はいいにおい
もしかしたら【小動物=クサイ】というイメージをお持ちではありませんか?
大変恥ずかしながら、私もネムイちゃんが家に来るまではそう思っていました…。
しかしそれは完全に誤解だということに、ネムイちゃんと暮らし始めて数日で気が付きました。
臭いどころか、ネムイちゃんからは
クッキーのような甘くていいにおいがするのです…!
気になって調べてみると、飼い主さんたちの間でこのことは常識なようで、
コンソメのにおい、メープルシロップのにおい、カレーのにおい…と、
文鳥さん(飼い主さんの感じ方?)によっていろいろなにおいがするようです。
でも共通しているのは「おいしそう」で「いいにおい」ということ!
日光浴中や水浴び後にそのいいにおいが強まるので、
ついつい嗅いでしまう飼い主さんも少なくないようです。(私もその一人です^^)
ちなみに、文鳥だけでなく、インコさんたちもいいにおいがするそうで、
なんと『インコ臭の香水』もあるそうです@@!
ご興味ある方は検索してみてくださいね。
じゃあケージは臭くない?
文鳥自体は臭くなくても、やっぱりフンやケージは臭いんじゃないの??
とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
私も最初はそれが心配でしたが・・・ 結論は「全く問題なし!」でした。
我が家では1日1回朝にケージの掃除をするのですが
夜のお休み前にケージに顔を突っ込むくらいで嗅いでみても、
なんとなく懐かしいようなニオイがするくらいです。
ちなみに文鳥のフンはどんなものか、
実は私、お迎え前に知りたくて検索したことがあったので、ここで思い切って(小さく)載せてみます。
ちょこんと小さくて、色は本などではよく「オリーブ色」と称される緑~黄色っぽい色です。
そして気になるニオイですが、
した直後に鼻を近づけて嗅いでみても不思議なことに全くニオイを感じません。
動物のうんち特有のメタン臭がしないのです!
私は密かに鼻はいい方だと自負しているのですが(笑
胸を張って「臭くない!」と言えます。
ごはんはシードと野菜
鳥といったらなんとなくムシを食べるイメージがあったので、
もし文鳥がムシを食べるなら一緒に暮らすのはあきらめなきゃいけないな…と
最初は思っていましたが、文鳥の主食はアワ、ヒエ、キビなどのシードなんです!
それから『ライスバード』と呼ばれるくらい(炊く前の)お米も好きみたいです。
(ネムイちゃんは食べるのに苦戦して、そこまで好きそうではないのですが^^;)
それに副食で豆苗や小松菜などの青菜と、
ボレー(牡蠣:ぼれい)粉といってカキの貝殻を砕いたものをカルシウム補給のために食べます。
主食のシードの代わりにペレットといって、
犬のドッグフードの小鳥版のようなものを食べる場合もあります。
全部の栄養素がバランス良く配合されているそうなので、副食を食べる必要もなく
野菜が食べられない鳥さんや老鳥さんなどにはペレット食の方がいいようです。
(ペレット等ネムイちゃんが使っているアイテムについては別の記事を準備中です!)
そんなわけで、ムシをあげる必要はありません!!
ムシ嫌いなみなさまも安心してください^^
部屋でお散歩する『放鳥』が大好き
私が文鳥に興味を持ってまず驚いたのが、
「鳥ってカゴの外に出して大丈夫なんだ!」ということでした。
先輩飼い主さんと先輩文鳥さんたちが、
お部屋の中で当たり前のように一緒に遊んでいる写真をたくさん見ることができたからです。
このお部屋の中で一緒に遊ぶことは『放鳥』といって、犬でいうお散歩みたいなものです。
犬も毎日お散歩の時間を本当に楽しみにしているのですが、
飼い鳥さんたちも同じで放鳥の時間が大好きです!
だいたい30分~1時間の放鳥を朝晩2回する飼い主さんが多いようです。
ネムイちゃんも1時間くらいの放鳥を、朝と夜の2回行っています。
放鳥中はたくさんふれあえるしかわいい写真が撮れるので、私にとっても楽しい時間です^^
水浴びが大好き
文鳥に興味を持ち始めていろいろ画像や動画をあさっている中で、
一番グッと惹かれたのが『文鳥が水浴びをしている動画』でした。
あとから鳥の知識が増えてくるとそんなに珍しいことではないのですが、
当時ほとんど犬のことしか知らなかった私からすると
「動物が自分からすすんでお風呂に入るなんて!」とかなり衝撃的な映像でした。
飼い鳥さんの中でも文鳥はけっこう水浴び好きな方みたいです。
ネムイちゃんの場合は冬でも1日に1回は必ず水浴びします。
他の文鳥さんたちも1日に1~2回するようです。
一生懸命真剣な顔で水浴びをしている姿は本当にかわいいです!^^
とても頭がいい
ネムイちゃんと暮らし始めたころ、毎日その頭の良さに感心していました。
私はそれまで犬と暮らしていた期間が長かったのですが、その経験から考えても
「文鳥は小さいだけで犬と同等に頭がいいな」と思うことばかりでした。
実際に、鳥は体の大きさに対する脳の大きさの割合が、犬・猫に次いで大きいそうです。
(書籍幸せな文鳥の育て方より)
具体的にどんな感じに頭がいいかというと、
例えば部屋にあるものをちゃんと把握していて新しいものが増えるとチェックしに行ったり、
時計が読めるのかと思うほど時間にきっちりしていたり、
それから、私たちに褒められているのがわかって
褒められることをしたいと思う人間のような感覚も持っています。
本当に体が小さいだけで、
とても頭を使って生きているなあと日々感心させられたり
人間と対等であろうとするその一生懸命な姿に癒されたりしています。
飼い主をパートナーと思ってくれる
犬と同じくらい頭がいいと感じる文鳥ですが、私がここが一番犬と違う!と思ったことは
「文鳥は飼い主をパートナーと思ってくれる」というところです。
犬は『群れ』を大切にするので、
「群れの中で自分がどういうポジションなのか」ということをとても重視して、
自分より強い存在には弱く、弱い存在には強いというところがあります。笑
(「世話をするほど犬から見た自分の順位が下がっていく」という悲しいことも起こりえますが、
そういうところまで含めてかわいいと思ってしまうんですけどね^^;)
でも文鳥のネムイちゃんは、自分が上だとか下だとかということには全く興味がなくて
(たぶん考えるまでもなく『対等』だと思っているみたいです)、
家族の中で誰とフィーリングが合って「自分とパートナーになれるか」を一番に考えていました。
結果的に光栄なことに私がパートナーとして選んでもらえたのですが、
これは初めての感覚で、とてもうれしいです。
ネムイちゃんにがっかりされないように、立派にパートナー役を務めなければ!と思っています^^
ネムイちゃんと暮らしてわかった文鳥のこといろいろでした。